サテライトゆるふわパラパラチャーハン

サテライトゆるふわパラパラチャーハン(エコー)

【ゲームの感想】アノニマスコードをクリアしたよ!(ネタバレなし)

こんにちは、黒金です。ちょうど1年前に発売されまアノニマスコードというゲームをプレイしたのでネタバレのない範囲(体験版や公式情報の範疇)で感想を書いていこうと思います。

 

なんでもアノニマスコードは科学アドベンチャー?というシリーズの最新作らしいです。

なんとあの名作、シュタインズゲートもこのシリーズの2作目に位置する作品らしいです。いやぁあのシュタゲがシリーズものの作品の一つだったなんて知りませんでした。

シュタゲと今回プレイしたアノニマスコードもそうでしたが、このシリーズは世界観自体は繋がっているものの、作品は単体で完結しているらしいのでどの作品も単発で遊んでも楽しめるものらしいです!

歴史の長いシリーズ作品ってなかなか手を出しづらいですが、単発で遊んでも楽しめることがわかっていると自分の興味の湧いた作品から気軽に手を出せるので安心しますね。

 

閑話休題アノニマスコードについて感想を語っていきたいと思います。

 

 

*世界観

舞台は2037年の中野区。

実在する地域が舞台になってる物語って触れてて「あり得るかもしれない」っていう現実味を感じられるのが良いですよね。

そんな実在と嘘の境界って感じの作風が好きなんですが、今回のアノニマスコードはもうそのど真ん中でした!

中野区という実在する地域の2037年という未来を描くことで、未来で本当にこんな技術が生まれるかも!こんな風に都市が変化するかも!みたいな興奮がありました。

私は特に理由はないのですが中野区には数回行ったことがあるので、見たことのある実在する建物やスポットが作中で登場するのも没入感を高めてくれました。

AIAR、ドローン、BMI(ブレインマシンインターフェイス)といった実在する技術を拡張させた技術も多く登場するので、本当にこんな未来が来るんじゃないかなという気持ちにさせてくれます。

 

こんな風に極めて現実に近い土台が世界観として作られていたおかげで、物語の中で起きる事件や陰謀も本当に起きるんじゃないかという緊張感を味わいながら読み進めることができました。

実在する都市伝説や陰謀論も取り入れているので、物凄く現実に近い位置にある物語を味わえました。

 

どうやらこのシリーズの作品は全て実在の地域が舞台らしく、シュタインズゲートもそうでしたが、こういったあり得るとあり得ないの中間のグレーになる世界を描くのが本当に上手いらしいです。

こうなるとこのシリーズの他の作品も気になっちゃうなー!

 

opムービーにも実在する用語とか色々出てきて興奮する。GAME OVERって曲がopなんですが、めちゃくちゃかっこいい曲だ。原作者が作詞作曲してるらしい。スゲー。

youtu.be

 

 

*ゲームシステム

・セーブ&ロード

アノニマスコードはテキストを読んでストーリーを進行していく一般的なアドベンチャーゲーム。当然ストーリーの分岐要素もあるわけなのですが、このゲームは分岐のトリガーは「セーブ」と「ロード」なんです。

なんとプレイヤーがゲームのシステムとして使うセーブスロットに主人公の高岡ポロンもアクセスすることができるんです。

ポロンもゲームのプレイヤーと同じようにセーブ&ロード機能によるやり直しを駆使して事件に立ち向かっていきます(ちなみにポロンがセーブをするときに丁寧にプレイヤーがセーブしていないところを選んでセーブします。どうなってんだその仕様)

さらにプレイヤーがロード画面を表示させてポロンにロードを促すことで、ストーリーが分岐していきます。

ループものといえば色々ありますが、ゲーム内のシステムをプレイヤーと主人公が共有する、プレイヤーが提案して主人公に自発的にロードをさせるというのはなかなか新鮮でした。

 

・マンガトリガー

私がこの作品の演出で一番すごいなと思ったのがコレ。物語で重要なシーンが動くマンガのように描かれます。

アドベンチャーゲームって基本立ち絵とテキストによって描かれるので、どうしても動きが少なくなってしまったり視覚的にわかりにくい場面があったりすることが多いんですよね。

ほとんどのアドベンチャーゲームにおいて重要なシーンはイベントCGなどで補われることが多いんですが、アノニマスコードはイベントCGの他にもこのマンガトリガーによる演出を入れることで、視覚的なわかりやすさと展開の盛り上がりが物凄く強化されています。

体験版で遊べる範囲でもマンガトリガーによる演出を見ることができるんですが、そこではセーブ&ロードを使用する前後をマンガトリガーで描くことで世界の分岐を差分として視覚的にわかりやすくする工夫が感じられました。

このマンガトリガーが想像以上の発明で、盛り上がっているシーンでマンガトリガーに入った時の興奮はとんでもないです。全アドベンチャーゲームで採用してほしい。

 

 

*キャラクターとか物語の話

この作品で一番刺さったのが主人公のポロンとヒロインのモモの出会いでした。

友人達に見栄を張り「ガールフレンドがいて駆け落ちするつもりだ」と嘘をついたポロンは存在しないガールフレンドと待ち合わせをすることになったのですが、そこに現れるはずのない駆け落ち相手のモモが現れます。

この出会いが公式サイトなどの紹介で「些細な嘘と偶然の出会い」や「現れるはずのなかった駆け落ち相手」として説明されているのがめちゃくちゃ粋で好きなんですよね。

 

次にキャラクターの話なんですが、主人公の高岡ポロン、めちゃくちゃ正義感が強い。

いやもう正義感が強いとかではない。正義に取り憑かれている。

一度助けると決めた相手を助けるために明らかに敵に回しちゃいけない奴らも敵に回す。人助けのために動くという理念の前に全く理屈がないので何も躊躇わない。すごいよキミ。

めちゃくちゃフィジカルが高いので事件解決のためにどんどん突っ走る。そこにまどろっこしさが一切ないのがこの作品の魅力にもなってるように感じました。

アノニマスコードはハッカーがメインの物語でポロンもハッカーなんですが、バイクを運転しながら敵からのハッキングを防ぎ続けたりとハッキングシーンに動きが多いのも見応えがありました。

正義感と熱さを持ってるので周りに人もついてくる。俺も好きだよポロン。

 

次にメインヒロインのモモなんですが、こっちもこっちでかなり自分の意思を強く持ってる女。

ポロンがこの高スペックなので守られ系ヒロインかと思いきやこっちもなかなか突っ走る。

ネタバレになるので詳しくは語れませんが、このバランスが良い味を出してるな〜と感じました。

詳しくは語れませんがこいつら、めちゃくちゃ""です。

 

 

*作品全体の感想

全体的な感想なんですが、め〜〜〜ちゃくちゃ面白かったです。

ボリューム面の物足りなさや物語の小さな粗はあれど、全体的な展開の盛り上がりは物凄かった。

物足りない部分もクリア後にじっくり考えてみると「あれってこういうことだったのか……!?」という気づきがあったり、スルメ作品のような魅力も多い作品でした。

独特な部分が魅力として成立しているのは良い作品です。

 

 

いや〜〜〜科学ADVシリーズ、他の作品も気になるな〜〜〜〜!!!!みんなも気になるよね????

 

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アノニマスコードも発売1周年を記念して50%オフらしいです!!!!!

(Amazonで売値見たら74%オフで売られ取りましたが)

科学ADVシリーズ作品であるカオスヘッドカオスチャイルドeshopではセール対象になっていませんが、こちらは移植版なのでセールしなくても売値が定価よりかなりお安いらしいです!!!!!!

 

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妄想科学ADVカオスヘッド

(聞いたところによるとアニメではなく原作ゲームに触れた方が良いらしい。カオスヘッド ノアが本編にあたるらしい)

想定科学ADVシュタインズゲート

(聞いたところによるとアニメでも良い感じの出来らしい)

拡張科学ADVロボティクスノーツ

(聞いたところによるとアニメも悪くないが細部まで楽しめるのは原作ゲームらしい。ロボティクスノーツ エリートってやつが本編に当たるらしい。DaSHってやつは続編らしい)

妄想科学ADVカオスチャイルド

(アニメではなく原作ゲームに触れた方が良いらしい)

超常科学ADVオカルティックナイン

(アニメを観た方が良いらしい)

メタ科学ADVアノニマスコード!

(買え)

 

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