サテライトゆるふわパラパラチャーハン

サテライトゆるふわパラパラチャーハン(エコー)

【シングル単体】カバキャッチジャンボ

 

時間の大切さについて問いかける記事です。

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*まえがき

こんにちは、ランクマッチで過去作産解禁ということでフレンドサファリで色フシギソウを探していたらモンジャラが3体光りました、いおせいです。

というわけで今回の記事ではモジャンボを調理していこうと思います。

 

今回はモジャンボを育成するにあたり、TOD(Time Over Death)という戦術に着目していきたいと思います。

 

TODって何?

ランクマッチにおける1試合の試合時間は20分となっています。(シーズン8現在)

もし試合時間が20分を超えてしまった場合、その時点で試合が終了し、勝敗は判定へと持ち込まれることになります。

 

その判定方法というのが

1.残ポケモン数 

          ↓同じだった場合

2.残りHP割合(選出した3体の残HP/3体の総HP)

         ↓それも同じだった場合

3.残りHPの数値の高さ

となっています。

 

*まだちょっとまえがき

一般的には回復ソースを持つポケモンを使用していた場合に試合中に偶然そういった展開になり、TODによる判定勝ちに持ち込むという展開が多いです。

また、とおせんぼうなどを使い相手の火力の低いポケモンの交代を封じることにより、意図的にTODを狙うという戦術も存在します。

 

しかし、交代を封じる技にも弱点があります。

1.とんぼがえり、ボルトチェンジ、バトンタッチなどによる交代を防げない。

2.ほえる、ふきとばしなどによりこちらが交代させられた場合にとおせんぼうの効果が切れてしまう。

3.ゴーストタイプに効かない

4.みがわりで防がれる←これずるくない?

 

といった感じです。私は6世代の頃とおせんぼう防弾ブリガロンメガゲンガーをハメようとしたらとおせんぼうを無効化されて泣きました。

 

しかし、逆に言えばこれらの弱点を一つでも埋めることができればTODの成功率はグンと上がるに違いありません!

 

*本題

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前置きが長くなりました、本題に入りましょう。

今回のモジャンボは仮想敵を初手にステロを撒きにくるカバルドンとしています。

 

カバルドンといえば、シングルにおいて優秀な場作り性能と耐久力から非常に高い評価を受けているポケモンで、非常に初手出し性能の高いポケモンとなっています。シングル知らんけど多分そう。

 

そしてこのカバルドンというポケモンは耐久が高いが故に変なポケモンに対して舐めた居座りをしてくることも少なくないのです。

カバルドンモジャンボが初手で対面したところで、お相手からしたら「A100?C110?一発くらい受かるやろwww欠伸で流しながらステロ撒いたろwwwリフストで倒されたら裏で起点やwww」となるに違いありません。シングル知らんけど多分なる。

それにモジャンボはねむりごなを覚えるポケモンでもあるので、モジャンボのことをよく知っている人でも後続を眠らせてしまいかねないことから交代はリスキーと考えるはずです。多分。

 

そこで1ターン目に華麗にとおせんぼうを決めていくわけです。

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↑とおせんぼうのエフェクト。ポケモンにでっかい×が押されるのが面白い。使用禁止ポケモンがいる仲間大会の告知画像とかに使えそう。

 

さて、ここで問題が生じます。カバルドンというポケモンは先程とおせんぼうの弱点として挙げた相手を強制交代させるふきとばしという技を採用することがあります。つまり、本来であればカバルドンは非常にキャッチ対象となりづらいポケモンなのです。

 

しかし、モジャンボにはこのふきとばしという技を防ぐ手段があります。

それが"ねをはる"です。ねをはるという技は自身を毎ターン回復させるだけでなく、自分を交代できなくする(強制交代技も封じる)という効果があります。

これにより、カバジャンボ対面で

1ターン目

カバ           あくびorステロ 

ジャンボ   とおせんぼう

 

2ターン目

カバ            ふきとばし

ジャンボ    ねをはる

 

と立ち回ることで相手のふきとばしを防ぎつつカバをキャッチすることができます。

 

初手でカバルドンにふきとばしをされてしまった場合は不発に終わりますが、タイプ相性で不利な相手にさすがにそんな悠長な行動はできないでしょうし、流すにしてもあくびから入ってくるはずです。

つまり相手が初手で居座ってしまえば、その時点でTODの準備は完了してしまうというわけです。カバはアタッカーでもない限りジャンボを突破できないため、後はカバを倒さずに技選択に時間をかけまくって最終ターンに眠り試合時間を切らしてしまえばこちらの勝利となります。

ポケモンバトルというのは誰一人倒されることなく平和的に勝敗を決めることができるのです。

 

 

*型詳細

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(バトルファクトリーとかにいそうな技構成だな……)

 

色合い的にも合ってますし、本体が闇に包まれているので色モジャンボにはダークボールが非常に似合いますね。エフェクト的には鎧の孤島で解禁されたコンペボールが緑の網のエフェクトなので似合うかもしれません。通常色にはネットボールがオススメです。

 

特性:再生力

 

性格:生意気or呑気or穏やかor図太いor慎重or腕白

 

持ち物:残飯or満腹お香or大きな根っこ

 

技:ねをはる/とおせんぼう/ねむる/自由枠

(自由枠候補:宿り木、はたき、岩封)

 

配分:HBorHD

 

色:色違い

 

 

*型解説

性格と配分に関しては初手でドリュウズがステロを撒きにくるのを重く見るかで変わってきます。

カバを誘う必要がある以上、ステロを誘う構築を組むことになりますが、それによってドリュウズなどが出てくる場合もあります。

HDにすることで低火力の特殊ポケモンをキャッチしやすくなりますが、強い相手に強くしたい場合はHBになります。

性格でAを下げるかCを下げるかは技構成次第となります。

生意気や呑気にするメリットは後攻ねむるを成功させやすくできることです。

 

追記:実際に使ってみたところ、生意気、呑気や個体値の調整によりカバルドンに抜かれるようにするメリットは非常に大きいです。カバを抜いているとカバの欠伸による眠りから起きたターンに欠伸を受けてしまう可能性があり、ラストターン近くの宿り木チャンスが2回となるので2回外して眠ってしまった場合、ダイアースで判定負けしてしまう危険があります。一方でカバに抜かれていると、起きたターンには欠伸を受けないため宿り木のチャンスが3回となります。

 

特性はリーフガードも悪くはないですが、万が一TODを仕掛けない立ち回りをする場合に回復手段となる再生力でいいと思います。私は光った個体が再生力だったので再生力にしてるだけです。

 

持ち物は耐久を確保しやすい残飯、大きな根っこ、最終ターンに後攻ねむるで体力を満タンにできる満腹お香が候補となっています。

大きな根っこはねをはる宿り木と相性が良いアイテムですが、宿り木は最終ターン近くに使う技(後述)なので、TODを狙う上では残飯に比べると劣ります。また、残飯の場合体力が減っていれば毎ターン発動エフェクトが入り、TODを仕掛ける上でかなり優秀な時間消費ソースとなるため、残飯を差し置いて根っこを持つメリットは特にないです。残飯が被った時や技構成をいじった時の候補程度に考えておきましょう。

満腹お香は後攻の尻尾と同じ効果ですが、ぱっと見尻尾よりもアイテム名で効果がわかりづらいのでお見通しなどを考慮してこちらを選択しましょう。あとモジャンボ満腹なの似合うし。

 

技構成はねをはる、とおせんぼう、ねむるは確定です。ねむるは眠りターンによりPPの消費も抑えることができます。

残り1枠は相手を削れる技である必要があります。

候補の宿り木、はたき、岩封の強みについてそれぞれ説明していくと、

 

宿り木

ターン終わりに相手のHPを削りながら回復するため、回復ソースを持つポケモンであっても判定勝ちしやすくなります。TODを仕掛ける場合、早くにこの技を使ってしまうと相手を定数ダメージで落としてしまいTODができなくなる可能性があるので、残り3分くらいで使いましょう。

TODをしない場合でもとおせんぼうと合わせて有利な相手を仕留められる優秀な技になります。

また、宿り木を持つことでみがわりを持っていないラッキーにも強くなります。

みがわりを持っていたら負けですが、そもそもこのモジャンボ自体がみがわりされたら負けるポケモンなので素直に諦めましょう。

この技ではナットを突破できないので、ナットをキャッチしてしまった場合はTODを仕掛けず相手のPPを枯らして倒しましょう。

 

はたき

単純に無効化されない削り技として優秀で、回復ソースのない相手であればある程度この技で削れば判定勝ちに持ち込めます。相手の残飯などを落とすことで判定勝ちしやすくなりますし、仮にTODに失敗しても相手のアイテムを落とすサポートができます。ワンチャンナットに勝てる。

 

岩封

サポートと削りの折衷案。非接触

はたき同様回復ソースのない相手には有利です。

 

また、この型のモジャンボを使う場合は必ず色違いを使用しましょう。色違いを出した際の光るエフェクトによって試合時間を稼ぐことができます。

ただこんなクソみたいなポケモンのために色違いを粘るのは間違いなく時間の無駄です。

 

 

 

欠点

 

・勝つのに20分かかる

冷静に考えてみてほしい。試合時間20分使い切れば勝てるということは、逆に言えば勝つためには20分かかるということである。

仮にあなたが時間が有り余りすぎているニートや学生だったとしても、もっと有意義な時間の使い方はあるはず。

何よりポケモンで勝つだけなら20分もかけてTODをする必要はない。エースバーンを使って5分で試合を終わらせればいい。

 

 

・勝てるポケモンが少ない

ポケットモンスターというゲームは6体で1つのパーティを組み戦うゲームである。6体の組み合わせによってできる限り多くのポケモンを対策する必要があるが、このポケモンカバルドンや低火力のポケモンを上手くキャッチできなければ勝てない。つまり相手のパーティにカバルドンがいないだけで置物になってしまう。

貴重なパーティの1枠をこんなポケモンに使っていいのか、冷静に考えてみましょう。

 

 

TODできるかわからない

当然だが私はこんなクソみたいなポケモンを一度も実践投入していない。そのためこのモジャンボで初手からカバルドンをキャッチしたところで本当に20分間の試合時間を切らすことができるのかわからないのである。

何が言いたいかというと20分間相手のPPがもつのかわからない。こちらは眠りターンによりPPを節約することができるが、相手にはそれができない。つまり技選択に時間をかけたとしてもTODになる前に相手が悪あがきをし始めて退場してしまう可能性があるのだ。

場作り性能が高いカバルドンの裏には積み技を持った抜きエースが控えていることが多い。

そのため、こんな非力なモジャンボが場に出ていたら裏から出てきたポケモンに簡単に起点にされてしまう。おまけにこのポケモンは何故か根を張っているせいで積み技や悪あがき退場に合わせた交代もできないのである。誰だ根を張ったやつ。

そして何よりTODする気満々で立ち回っておいて失敗したらめちゃくちゃ恥ずかしい。

そのためこのモジャンボTODで勝つのではなくTOD仕掛けるから降参してくれお祈りがメインの勝ち筋となってしまう。

 

追記:TODできました(後述)

 

・マナー的にアレ

私はTODはあくまで戦術の一つであると考えているが、露骨にTODを狙う立ち回りには嫌悪感を示す人々も少なくない。制限時間をギリギリまで使う行為は人によっては放置とも取られる。

そしてこんなろくでもないポケモンを使ってしまったが故にインターネットで晒されてしまったりレスバトルに発展するというリスクも伴う。

そんなリスクを犯してまでこのポケモンを使う価値があるかというと100%ない。

また、この記事を参考にTODモジャンボを使用し、どこかで晒されたり誹謗中傷を受けたとしても私は一切責任を取らない。

自分で責任やリスクを負うことができる大人になってから使ってください。そしてできればこんなポケモン使う必要がないと判断できる大人になってください。

 

 

・時間の無駄

何度も言うが最初から1試合に20分も使う気満々でポケットモンスターをするのは時間の無駄である。そもそもそこまでしてTODをする必要がありますか?

もちろん時間の使い方は人それぞれですし、人間は無駄な時間を一切発生させず効率的に行動できる生き物ではありません。時間を無駄にするのも場合によっては楽しいと感じることもありますし、私も時間を無駄にするのが全て悪いことだとは思いません。ですがポケモンでここまで時間をかける必要はあるでしょうか?

 

今回の記事は単体考察にしては文量を多くしてみました。つまり読むのに時間がかかるというわけです。

皆さんはここまで読んで何を得られましたか?時間の使い方について今一度しっかり考えてみましょう。

 

それではまた。

 

 

 

追記

お試しでモジャンボを使ってみました。

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(ねをはるでふきとばしを防ぐとこんなテキストが出る)

結論から言うとカバルドンをキャッチしてTODは可能でした。

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気をつけるべきだなと思ったのは、宿り木をするのがあまりラストターン直前すぎると欠伸などで眠っていたり外れたりして負けかねないので、頃合いを見て早めに撃つのが重要だなといった感じです。

持ち時間を確保した状態で残り4分のタイミングくらいで宿り木をするのがベストです。残り5分で撃ってしまうと持ち時間次第では相手が落ちて負けます。

あとラストターンは体力が満タンであるならねむるではなくダイウォールで凌ぎましょう。ダイマックス演出で大幅に残り時間を消費できます。

それから前の方に降参お祈りについて書きましたが、宿り木をするのが試合終了間際になるので、どうやら相手視点からこちらにも有効打がないように見えるらしく降参してくれないんですよね。

なのでこのモジャンボを使ってカバをハメる場合、確実に20分が必要になります。

なんて時間の無駄なんだ………

 

 

現時点でのモジャンボくん戦績

 

カバルドン

とおせんぼうが通ったカバは確実にTODで狩れた。初手で対面して居座ってきたら特殊勝利。じわれやめろ。

 

ドヒドイデ

TODできる。とおせんぼうが守る貫通(地味クソ強ポイント)なので、様子見トーチカにとおせんぼうが通る。毒入れるために居座ってくることも多い。それどころかたまに後投げもされる。カバルドンに次ぐカモ。

 

ペロッパフ

1勝1敗。軽業からあくびとねばねばネットを撒いてくるテンプレ型に1勝。ミストバーストで自主退場してくる型に1敗(試合自体は勝った)。モジャンボで勝った方は相手の降参で勝利してるけどマジシャ持ってたのでダイフェアリーで眠る防がれたら負ける。

 

・ゴリランダー 

初手で対面してやることないしフィールドでも枯らすかと思い適当にとおせんぼう押したら鉢巻型だったらしくPP枯れるまで馬鹿力させて勝利。ただゴリラには蜻蛉されることも多いしそもそもこちらから有効打もないのでとおせんぼうするメリットは特にない。

 

・オーロンゲ

試合時間の配分を失敗し敗北。宿り木撃つのが早すぎてオーロンゲが倒れてしまい裏からエースバーンが出てきた。しかしダイフェアリーで眠るを防がれると負けてしまうため宿り木はそこそこ早くに撃っておいてあらかじめHPを削っておかないといけない。TOD難易度高。

ちなみに相手が挑発を持ってるだけで負ける。

 

ドリュウズ

ドリルされた。

 

使ってみた感想として、TODは選択時間をできるだけ使う戦法だと思っていましたが、実際は2、3分持ち時間を残してそれ以外は時間をかけない、相手が長考してくれそうな時にできるだけ即決したりするのが大事だなといった感じ。

ボロクソ言ってましたがなんだかんだハメ戦法みたいなのは好きなので実はちょっと気に入ってます。TOD中はシャニマスでもやってればいいし。あとこういう露骨なメタが決まった時ってどれだけろくでもない戦法でも超気持ちいいよね。

それではまた。