アーゴヨンくん使ってて好きになりました。
どうも、珍しく単体での育成記事です。
ダブルってシングル以上に周りとの噛み合わせが重要なので、あまり単体考察って意味を成さないかなと思って書いてませんでしたが、usumで使っていたスカーフアーゴヨンくんはかなりお気に入りなのでここにでも書いておこうと思います。
剣盾発売間際にもなって書き始めたのは、型バレすると辛い型なのでいつ書こうかな〜と思っていたら発売間際になってただけです。型隠してたというか怠惰なだけ。
アーゴヨンのスカーフ率自体はPGLを見る限りではそこまで高くはありませんが、役割やできること的にスカーフアーゴヨンの強みを知ってる人はそこそこいるんじゃないかなあとは思ってます。
多分使ってる人はみんな型隠してると思うけど。
*アーゴヨンの紹介
性格控えめ
実数値(努力値)
151(20)-83-94(4)-196(252)-94(4)-170(228)
H:余りで15n+1
BD:余り4振り
C:特化
S:最速スカガブ、追い風準速ブルル(75族)抜き
技
確定:ヘド爆、流星、めざ氷
パーティに合わせて選択:大文字or放射orフリフォor蜻蛉など
*解説
・配分解説
Cは控えめ特化。後述しますが特化することでいろんなポケモンに対する火力がぴったりになります。
スカーフアーゴヨンがミラーになることもそうそうないので、Sは最低ラインとして最速スカガブ抜きまで落としています。追い風下の準速ドランやスカーフウツロも気にするのであれば振り切っていいと思います。
すいすいルンパは抜くことができますが、振り切ろうがグドラやドリュは抜けないので諦めましょう。
・スカーフアーゴヨンの強みと火力ライン
スカーフアーゴヨンの強みは、地雷性能と絶妙にちょうどいい火力にあります。
火力に関しては見てもらった方が早いです
ヘド爆
無振りテテフ 103.4〜121.3%(確1)
無振りルンパ 108.3〜127.7%(確1)
流星
H4 D1↑ジャラランガ 100.6〜120.5%(確1)
めざ氷
H4ランド 109.7〜129.2%(確1)
晴れ放射
D4メガグロス 99.3〜117.4%(高乱1)
ね?絶妙。
上に書いたポケモン以外にも、コケコ、マンダ辺りのポケモンを上から倒すことができます。
とまあここまで見て、ポケモンをやったことがある方なら、「無振りは倒せても耐久振ってる型を落とせなかったら意味がないじゃないか」と思うかと思います。
正直倒せなくても問題ありません。
スカーフアーゴヨンはあくまで、"スカーフを持ってたり速かったりする相手を上から倒す"というのが役割であって、こいつ1体でランドやテテフを全て対策しようとは最初から考えていないからです。
スカーフを巻いているランドロスやテテフは大半が火力とSに特化しているため、そもそも落とせなかった耐久に振っている型は、味方の全体技と合わせて上から落とすことができます。
ジャラランガは耐久に振っている型も少なくありませんが、こいつは前提としてジャラZという予備動作があるため事前削りを入れることも難しくなく、耐久に振られていたから落とせなかったというシチュエーションは少ないです。
まあ要するに、スカーフアーゴヨンはスカーフを巻いてるような無振り個体さえ落とすことができれば問題ないわけです。耐久に振ってるスカーフ持ちが来たら泣きましょう。あと2体動かす前提になる場面が多い故に猫騙しにくっそ弱いですこいつ。
*スカーフアーゴヨンと相性の良い相方
・リザY
上で挙げたスカーフランド、コケコ、マンダ、ルンパ、積んだジャラといったリザが苦手なポケモンを上から潰すことができます。
ワンパンできない耐久に振ったランドやテテフはそもそもスカーフを巻いていないことが多いため、削りさえ入れてしまえばリザの熱風で落とすことができます。
また、晴れにすることでアーゴヨンの炎技を補強してメタグロスなんかを上から殴ることもできます。
前述した通り、晴れ放射で無振りグロスをいい乱数で持っていくことができますが、耐久振りグロスのことも考えて私は大文字にしています。
・エルフーンなど手助け持ち
耐久に振られていたら落とせないポケモンも、手助けで強引に補強することで確一に持っていくことができたりします。
特にエルフーンは無いアンコールを相手にチラつかせることができるので、手助けの弱みでもある守られたらきついという点もカバーしやすいと思います。
私は入れてませんが嘘泣きと合わせても強そう。
例えば、コケコと対面した場合でも、アーゴヨンを見てとりあえず引いてくるといった動きをされ、アーゴヨンでコケコを落とせない場合があります。
しかし、相手がコケコガエンのような並びで初手出しして来た場合、「猫で1ターン止められるからこのターンはコケコを動かしても問題ない」と考えて動かしてくることが多いです。横がクロバットのようにコケコに弱いポケモンであるなら尚更。
その1ターンでアドを取ることができるのがファストガードです。サイコフィールドや女王の威厳に比べると警戒されにくいため、上手く決まればコケコガエン相手に1ターン目から数的優位に立つことができます。
ファスガは若干ピンポイントな技採用にはなってしまいますが、コケコガエンを誘いやすいパーティであれば決まりやすい流れではあります。
テラキオンはアーゴヨンを守る以外にも、エルフーンに飛んでくる猫を止めて袋叩きさせるような使い方もできるため、ファスガの採用自体はしやすいポケモンだと思います。
*おわりに
若干ピンポイントな性能ではありますが、刺さる試合は少なくなく、使っていて楽しいポケモンでした。
記事書くの遅すぎて型隠してるみたいになっちゃったけど。
今後、剣盾以降の作品にアーゴヨンが登場できたとしても、ランドやコケコ、Zを持ったジャラがいるかはわからないので、全ポケモンがいるからこそ活躍できる7世代だからこその型だと思ってます。
さすがにアーゴヨンやUBは剣盾出ないだろうなあ。
使えるポケモンが限定された環境も好きではありますが、やはり全ポケモンいるからこそ輝けるポケモンや機能する型も多く存在するので、今後の作品でいつか全ポケモン揃うことがあるといいなあと思ってます。
アーゴヨンのことは使っていて好きになったように、内定やリストラで環境が変わり、いろんなポケモンを使って好きになれる機会ができたとポジティブに考えてもいいですが、やはり一度好きになったポケモンは次回作にも登場してほしいなって思っちゃいますね。
また使える日が来たら使ってあげようと思います。
さようならアーゴヨン、いつかまた会いましょう。